浮気の対処

浮気をされたら… 

①浮気をされてしまった場合 …憶測では裁判や追及はできません。ぜひ相談を。

浮気をされた場合は、その浮気の証拠(肉体関係が認められる写真や本人証言の録音など)があれば、配偶者を有責配偶者というものにすることができ、有責性が認定されれば、この有責配偶者からの離婚申し立てはできません(申し立ては自由ですが、慰謝料・婚費分担・子供の有無・養育費・夫婦の実態など、厳しい条件をクリアしていない限り認められません)。

自分が離婚したくないと思うのであれば、有責配偶者に何を言われても離婚届けにハンコを押さなければ、相手が調停や裁判を申し立てても、離婚できません。
離婚しないためにも…もしくは離婚してしまうのであればなおさら配偶者とその相手に慰謝料請求するためにも、自分の身を守るために証拠をこっそり取り、保存して置きましょう。

どちらに転んでも証拠は必要になり、あなたの身を助けるでしょう。そのお手伝いを私たちが行います。私たちは証拠を取るだけではなく、その後も応援を続けるサービスを行っています(契約や料金に関係はありません)。調査が終わっても、気軽に連絡をしてくださいね。


②民法上、夫婦が守らなくてはならないこと・してはならないこと

1:同居義務 …(同居義務違反・民法752条強行規定)
夫に愛人ができ、妻を置いて勝手に家を出て行くことは法律上も許されない行為です。夫と愛人の不貞行為には双方に慰謝料請求をすることができます。結果は数十万円の支払いであったとしても、求めるのは500万円以上でも構いません。泣き寝入りは絶対にいけません。浮気の証拠を取って、弁護士さんに相談です。

2:扶助義務 …(扶助義務違反・民法770条1項2号)
夫が家庭に生活費を入れず、浮気相手に入れ込むことは法律上も許されない行為です。生活費を渡してもらえなければ、「婚姻費用分担(生活費の分担)の請求」の調停を求めることができます。まずは調停からですので、気軽に家裁に申し立てをしましょう。

3:不貞行為 …(民法770条1項1号)
当然、結婚している者は、他人と性交渉を持ってはいけません。婚姻届にハンコを押して提出したら、その時点からお互いのために行動しなければならないし、お互いの体にも責任を持ちます。
他人と性交渉を持った者には、法律違反ですので慰謝料請求ができます。慰謝料の平均額は、婚姻期間が5年未満は200万、10年未満は300万、20年未満は550万ほどとなっています。あくまで平均額ですので、当事者の財産や行為の悪質さによっても金額は違いますので、諦めずにしっかりと請求していきましょう!弊社で取り扱う案件のほとんどが婚姻5年未満でも300万円の請求をしています。なお、慰謝料に相場はありません。

名誉毀損について 
ちなみに慰謝料請求はどんなものでも請求することができるわけではありません。よくあるのは、ちょっと悪口を言われたからと言って「名誉毀損で訴えてやる」というものがありますが、名誉毀損にも規定のようなものがあり、大勢の人間に明らかに虚偽の事実(もしくは事実としても本人をおとしめる言動など)を悪意を持って流布した場合などに限られます。2人で面と向かって口げんかになった程度では名誉毀損にはなりません。

これは、不倫の事実を愛人に追及した場合、その愛人に「私は知らない。名誉毀損だ。脅迫だ」と罵倒されるケースが多いですが、心配する必要はありません。悪意を持って不貞行為を行ったのは当の愛人の方なので、相手方からの慰謝料請求は認められません。あなたが常識を超える嫌がらせをしなければ脅迫などに問われることはないと言えるでしょう。

そして、証拠を取ったら、その証拠を持って浮気相手の家に乗り込もうとするのだけはやめてください。ほとんどのケースで間違った対処法となり、結果的に失敗することになります。
そもそも、浮気相手に追及をしても気分が悪い返事が返ってくるだけですので、話し合いを持とうと思わない方が賢明です。
何も言わずに証拠を取り、いきなり慰謝料請求をしましょう。話し合って何とかなるような相手であれば、浮気はしないであろうし、今のような問題にはなっていませんよね?


③配偶者や浮気相手(愛人)に立ち向かう方法

1:『まず、夫(妻)とは離婚しないと自分自身で強い意志を持ち、冷静になること』
うつ状態になって苦しい思いを経験されるでしょうけど、愛情が少しでもあるなら離婚を受け入れてはいけません。離婚後は今よりもつらい悲しみに襲われます。できる限り離婚せずに「自分の本当の思い」と向き合ってください。相手を追及しても、問題がこじれるだけです。

2:『いざ裁判となっても通用するしっかりとした証拠を取ること』です。
夫を有責配偶者にすることができれば、離婚を阻止することも可能です。

3:『浮気相手に交際をやめるように、弁護士から「交際禁止・慰謝料を求める内容証明」を発送すること』


4:『上記の内容証明は無視されることもあるので、遠慮なく裁判を起こすこと(証拠がなければ裁判は不可能)』


5:裁判でも何でもやってしっかり解決してやるという強い意思を持つ人は突破口が開けます。
配偶者とは徹底的に離婚をしないと強い意志で乗り切りましょう。愛人に入れ込む配偶者は、暴言・嘘・嫌がらせ・暴力を平気で行ってきます。それを我慢できる人は少ないために離婚してしまうケースがほとんどですが、強い意思を持って我慢する時期を乗り越えることも必要かもしれません。我慢ばかりもしていられませんが、「あえて離婚してやらない」という仕返しもあるということです。

何より大事なのは、争うにせよ、様子を見るにせよ『自分の身を守る証拠を取っておかなければ必ず後悔することになるということ』です。個人的な経験からも、今まで一緒に頑張ってきたお客様の経験からもこれは確かです。
夫に対して、「浮気してるでしょ!」、「誰と一緒にいたの!」と追い詰めても何の意味もありません。まずは冷静に対処することから始めてください。

6:『最後に信じられるのは自分の親兄弟だけであり、相手の親(義父母)は絶対に信用してはいけないということ』
離婚問題は実は当事者の問題ではなく、家と家の問題になっていきます。不貞をされたこちら側にとっては当事者間の問題なのですが、加害者となり不貞を行った側の両親は必ずあなたを攻撃する側に回ります。

「私は義父母にかわいがられているから大丈夫。不倫をした夫を一緒に叱ってくれる」と思ったら大間違いです。
最初はそのような反応をする義父母もしだいにあなたを責め出します。「あなたがしっかりしてないからうちの息子が浮気をするのよ」「離婚はお互いが悪いから起こるんだから、騒がないであなたも反省しなさい」など言われます。今はこの話を信じられないかもしれませんが、このように離婚は静かに「家対家」の戦争になることが多いのです。
相手の親に夫(妻)の浮気をやめてもらうようにお願いをしてもいつの間にかあなたが悪いという話にすり替えられていきます。

これは向こうの親も、自分の家の恥となるような話を避けたいという思いがあるから起きるトラブルです。離婚の際には、向こうが悪かったのに、近所にはこちら(被害者側)に問題があったから離婚した…と言いふらす義父母が多いのです。ですから、トラブルの際は、相手の親に助けを求めないでください。敵を増やすだけです。付かず離れずうまく話をしてください。

7:『浮気中の配偶者に言ってはいけない言葉が存在するということ』
ちょっと変わったアドバイスをさせていただきますが、配偶者の気持ちを取り戻したい一心で、「あなたが望むような妻になるように努力するから」と懇願するケースが多いのですが、これは実は逆効果であって、こちらが下手(したて)に出てしまうと余計に付け上がり、「お前に悪い面があるから俺が浮気するんだ」などと言い訳を与えてしまう結果になります。
下からの言葉ではなく、自分の行動に悪い面があれば黙って修正していけばいいことであり、浮気をする配偶者に気を使う必要はありません。

そもそも、あなたに原因があるのではありませんよ!セックスの欲望に負けた配偶者の責任です。そのことを忘れないでください。
つらい現実に気持ちが弱くなれば消極的な考えしか浮かばないかもしれませんが、まずは自分の生き方に自信を持ってしっかり対処していきましょう。私たちが応援します!そして大事なことは、浮気されたからといって、恨みがましい顔を向けたり、非難ばかりしてはいけないということです。

浮気という実にひどい裏切り行為をされたとしても、あえていつも以上に明るい家庭生活を演出し、配偶者が帰宅しやすい環境を作ることも必要です。居心地のいい家庭が一番大事なのです。あなたがしかめっ面をしていたら、相手もそれを理由に家から遠ざかることもあります。あなた自身も苦しいでしょうけど、あえて余裕を持ち、元気で明るい家庭作りに努めましょう!その上で、ダメな時はダメと、自分で自分の人生を作る覚悟も持ちましょう。頑張るあなたはきっと自分で人生を切り開けます。

8:『絶対に別居をしないこと』
別居は夫婦関係において、最大の愚行です。別居をすれば、離婚へと加速します。離婚をしたくない奥さんは絶対にどんなことがあっても別居はしないでください。
別居をすれば、その時から「婚姻が破綻していた」と主張されて、婚姻破綻後の浮気は浮気として認められないことがあるのです。別居をすれば、夫に自由な時間を与えることになり、浮気がよりひどくなりますし、夫の行動が読めなくなるので証拠を取りにくくなります。つまり、何もメリットはありません。
冷却期間を作れば、また元通りになると思うのは大間違いです。そんな人はいません。浮気が原因でなければ、まだあり得ますが、浮気が原因のケースでは離婚に加速していくだけです。

これ以上の夫婦関係改善の技は、ぜひ一度相談していただいて、弊社相談員のレクチャーを受けてみてください。1000組以上の夫婦の行く末を見てきた弊社相談員の見る目は確かです。

 


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